パディング

Padding クラスを使用すると、テキストやその他のレンダリング可能な周辺に空白を追加できます。次の例では、単語「Hello」をパディング1文字で印刷します。そのため、上下には空白行があり、左右の端に空白があります。

from rich import print
from rich.padding import Padding
test = Padding("Hello", 1)
print(test)

値ではなくタプルを使用して、パディングをより細かく指定できます。2 つの値のタプルは、上下左右のパディングを設定し、4 つの値のタプルは上、右、下、左の各側面のパディングを設定します。CSS に慣れている方であれば、この仕組みをご存知でしょう。

たとえば、次の例では、テキストの上下に 2 つの空白行、左右に 4 つの空白のパディングを表示します。

from rich import print
from rich.padding import Padding
test = Padding("Hello", (2, 4))
print(test)

Padding クラスでは、style 引数を受け付けることもできます。この引数は、パディングとコンテンツにスタイルを適用し、expand スイッチを受け付けます。このスイッチを False に設定すると、パディングがターミナルの全幅に拡大するのを防ぎます。次の例では、これらの引数の両方を示しています。

from rich import print
from rich.padding import Padding
test = Padding("Hello", (2, 4), style="on blue", expand=False)
print(test)

すべての Rich レンダーラブルと同様に、Padding はあらゆるコンテキストで使用できます。たとえば、Table 内でアイテムを強調したい場合は、パディングが 1 でスタイルが「赤」のパディングオブジェクトを 1 行に追加できます。