プロンプト

Rich にはユーザーに入力を求めて適切な応答を受け取るまで繰り返し実行される Prompt クラスが多数あります（それらはすべて内部的に コンソール API を使用しています）。以下に簡単な例を示します

>>> from rich.prompt import Prompt
>>> name = Prompt.ask("Enter your name")

プロンプトは文字列（コンソールマークアップ および絵文字コードを含むことができます）または Text インスタンスとして与えることができます。

ユーザーがテキストを入力せずに Return キーを押した場合に返されるデフォルト値を設定できます

>>> from rich.prompt import Prompt
>>> name = Prompt.ask("Enter your name", default="Paul Atreides")

選択肢のリストを提供した場合、ユーザーが選択肢のいずれかを入力するまでプロンプトは繰り返し実行されます

>>> from rich.prompt import Prompt
>>> name = Prompt.ask("Enter your name", choices=["Paul", "Jessica", "Duncan"], default="Paul")

文字列を返す Prompt に加えて、ユーザーに整数を求める IntPrompt、小数点を求める FloatPrompt も使用できます。

Confirm クラスは、ユーザーに単一の Yes/No の質問をするために使用できる、特殊なプロンプトです。以下に例を示します

>>> from rich.prompt import Confirm
>>> is_rich_great = Confirm.ask("Do you like rich?")
>>> assert is_rich_great

Prompt クラスは継承を通じてカスタマイズできるように設計されています。例については、prompt.py を参照してください。

一部のプロンプトのアクションを表示するには、コマンドラインから次のコマンドを実行します

python -m rich.prompt